べっさんのニュージーランド自転車旅行記

ニュージーランド走ってきました

プロローグ「出発」

2/19 from関西国際空港to広州白雲国際空港

 

 大学のテストが終わり、ばたばたしている間に出発の日を迎えてしまった。結局買ったばかりのiphone(アイフォン)のSIMロックが外せず、電波無しで海外に行くことになってしまった。海外旅行保険にも入る入るといいながら入らずじまいだ。よいこのみんなはまねをしないように。とりあえず、出発する。

 荷造りから大変だった。まず、自転車である。今回の旅用に新しく買った自転車は、Louis Garneau(ルイガノ)のGMT - Vというやつだ。太いクロモリ(1)のフレームに26インチのマウンテンバイク用のホイールに、バタフライハンドル(2)という、まさに旅人仕様の自転車なのであるが、丈夫さ故に重量がかなりする。加えて、釣り道具を運ぶともなれば重量制限を超えてしまうのは明らかであった。

必死に持ち物を取捨選択し、頑張ってみるのだが、受託手荷物の重量が2kgほどオーバーしてしまう。この要因はメタルジグ(鉛製のルアー)だ。ロストを考えて40日分のメタルジグを持っていこうとすると(のちにとてつもなく大きな失敗だと悟ることになる)、それだけで2.5kgにもなってしまう。そこで、これを機内持ち込みに回すことにしたのだが、これには若干のリスクがあった。メタルジグの形状が刃物と誤認される、あるいは(鉛製で、すごく重いので)鈍器に該当して没収されてしまうかもしれない。ネットでサーチしてみたが、やはり、確認はされるらしい。いざこざは避けたかったが、こればかりは仕方ないので、機内持ち込みに回すことにした。荷物の重量は次のようになった。

自転車(+塩ビ製ロッドケース):     22kg

パニアバッグを入れた段ボール箱:  23kg

機内持ち込み手荷物:       6kg

 段ボール箱はサイズが10cmほどオーバーしていて、機内持ち込みも1kgほどオーバーしている。

いろいろ不安要素はあるが、ともかくも、関空に向かって、最寄りの私鉄の駅から始発に乗り込む。出発時刻の2時間ほど前にチェックイン。やはり、サイズが10cmほどオーバーしていることは言われたが、今回は見逃してくれた(3) 。保安検査でも、やはり中身をチェックされたが、やさしい方で、メタルジグと確認すると通してくれた。オールクリアである。

 そして、いよいよ搭乗。飛行機は、高校の修学旅行以来である。今回の旅は中国南方航空にお世話になる。窓の外の離れ行く日本の景色を見ながらの4時間の旅の後、広州での乗り継ぎを経て、Auckland(オークランド)へと向かう。

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自転車は分解して梱包する

 

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朝の空港にて

脚注

(「#」は豆知識です。)

#海外で電波(coverage)を得る方法としては次の3つが主である。

1.日本の携帯会社の海外プランを利用する

2.海外旅行用ポケットWi-Fiを借りる

3.プリペイドSIMカードを購入する

それぞれに一長一短があるので最適な方法を選択する必要がある。

 

(1)クロモリ:クロムモリブデン鋼。剛性、衝撃吸収性が他の自転車フレーム素材(カーボン、アルミなど)に比べて高い。航空機の輸送による破損を考慮してクロモリを選択する自転車旅行者は多い。

 

(2)バタフライハンドル:文字通りバタフライ(蝶々)の形をしたハンドルバー。さまざまな姿勢が取れることに加えて、ブレーキ、シフト機構がバーテープを外さずとも取り外せるため、分解輸送に向く。

 

(3)航空機のチェックイン:出発時刻の2時間以上前や、逆にチェックインのクローズ直前など、荷物に余裕がある状態では、荷物の重量制限、サイズ制限は多めに見てくれることが多い。重量や、サイズ、持ち込みの制限等は各航空会社や、また路線によっても異なるので、航空会社のホームページを参照されたい。

 

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