べっさんのニュージーランド自転車旅行記

ニュージーランド走ってきました

DAY 4「ホストファミリー」

2/24  DAY 4  from Waihi Beach to Papamoa Beach

 今日も6時に起床し、朝ご飯を食べて出発…するはずだったが、泊っていた公園の道路を挟んで向かいの家に住むファミリーが、庭にあるシャワーを使わせてくれた。Aucklandを離れてから今日で4日。一度もシャワーを浴びていなかったのでありがたい。すると、そればかりでなく、家に呼ばれて紅茶を淹れてくれ、さらにオムレツをごちそうしてくれたのだ。

ファミリーは30くらいのハゲがかっこいいお父さんと、お母さん、二人の小学生くらいの男の子である。お父さんが朝ご飯を作り、子供たちは学校に行く準備をし、お母さんは新聞を読んでいる。朝の、のんびりしながらも忙しい時間。Kiwiの日常に飛び入り参加して、僕の頭の中はいささか混乱していたが、朝の風景は日本のそれとはさほど変わらないらしい。お茶を飲みながらいろんな話をしているうちに、子供を送っていく時間になったらしく、とりあえず水とか食料とか必要なものは好きに取っていっていいからね、と言って僕一人を家に残していった。今のところ両方足りていたので、何ももらわなかったが、どんだけいい人やねんと心から感謝した。

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ご飯と缶詰、スープが定番

 ということで、今日は遅めの出発である。しばらく行って幹線道路に入ると交通量が多くなり、かなり危険な状態になった。とはいえ、他に道もないし、引き返すこともできない。ただ前に進むしかないのである。朝の幸運とは対照的に試練が降りかかる。そして、行く手を阻むMotorway(モーターウェイ)(18)。自転車は通行できないため、近傍の道を使って大きく遠回りしなければならない。何ともめんどくさい話だが、ともかくも、Tauranga(タウランガ)に到着。さまざまな店が並ぶアーケードで眼鏡屋を探すが、ない。人に聞けばすぐ見つかるのだろうが、自分で見つけたい気持ちも半分ある。そんな変な意地を張っているうちに、アーケードは終わり、海辺の工業地帯になってしまった。仕方がないので、今日の宿泊予定地のPapamoa Beach(パパモア・ビーチ)に移動。ところが、行ってみるとそこは高級住宅街。これはポリスメンと英会話をしなければならないかと覚悟を決めながら、テントを張って寝ることにする。

   走行距離: 73km 計: 286km

 

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Papamoa Beachの高級住宅街

脚注

(18)Motorway:無料の高速道路のようなもの。一部区間で有料のところもある。都市部の出入り口に多い。

 

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