べっさんのニュージーランド自転車旅行記

ニュージーランド走ってきました

DAY 11「Kahawaiの味は普通」

3/3  DAY 11  at Hicks Bay

 今日は6:00に起床し、朝飯を食べて出撃。Onepoto Rocksには先行者が数人いたが、いずれも餌釣りのようだ。こちらではショアからルアーで魚を狙うという概念はないらしい。彼らは時折Kahawaiを釣りあげている。こちらも投げ始めるが、ベイトはいるのになかなか活性が上がらない。先行者のお兄さんに釣り上げたKahawaiを見せてもらうときに、ルアーでも釣れるか聞いてみたところ、少し小さめのルアーなら釣れるとのこと。ならばと40gのメタルジグに変えてみる。餌釣りの様子を見ていると底べったりで釣っているのがわかる。ということは底付近を探ればいいのだなと考え、ショートジャーク(37)を5回、カーブフォール(38)の組み合わせを試す。すると2投目にしてさっそく答えが返ってきた。大きさのわりにかなりの引きを見せたのは50cmほどのKahawai。これがNZ初の魚となった。しかし、このとき午前9時。一瞬キープするかリリースするか迷ったが、2回目の朝ご飯だと、魚をしめ、血抜きをしてさばく。塩と胡椒を振り、フライパンで焼いて食べた感想は、普通。釣りあげて間もないせいか、特徴のない味である。強いて言うならアジに近いかもしれない。あ、決してまずいと言っているわけではないので注意してもらいたい。“普通”においしいのである。ともかくも海の恵みに感謝である。

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Kahawai

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釣った魚を磯でさばいてキャンプ地に持ち帰る

 食べ終わって一服をしたのちに、General Storeに赴き、食料を買うついでに携帯の充電をさせてもらえないか聞いてみたところ、2ドルは必要だが、させてもらえるらしい。どうせならと、でかいモバイルバッテリーを預け、明日取りに行くことにした。その時の店のおっちゃんがWharfには行ったのかと聞くので、行ってないと答えると、絶対に行った方がいいで、と言われたので、今のキャンプ地から少し移動してWharfに移ってみると、なるほど魚影の濃さは今までのどこよりも優れている。これは移動して正解だった。ショアジギをする傍ら、小物釣りを試してみる。すると、ササノハベラによく似たやつが釣れた。ほかにはスズメダイのような魚。Trevally(シマアジ)の幼魚、メッキ(ロウニンアジの幼魚)、チャリコ(マダイの幼魚)などが次々にかかる。すっかり夢中になり、気づけば夕方。Kahawaiを釣りに来ていたおばあちゃん(実はWharfの持ち主だったことが後で判明する)と語り、その孫と犬が周りでじゃれあい、ゆったりとした時間が流れる。後半はほぼ釣りをしていないがそれでも僕は満足していた。そうこうしているうちに夜が迫ってきたので、飯を食って寝た。

   走行距離: 5km 計: 571km

 

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WarfからHicks Bayを見渡す

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ササノハベラに似た魚(1)

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ササノハベラに似た魚(2)

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謎の魚

脚注

(37)ショートジャーク:細かいしゃくり

 

(38)フォールの仕方:ルアーの沈め方には2種類あり、ラインの出をフリーにして落とすフリーフォールと、ラインのテンションを保ったまま落とすカーブフォール(テンションフォール)がある。後者の方が水の粘性の影響をより強く受けるため、沈下速度が遅くなる。

 

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