べっさんのニュージーランド自転車旅行記

ニュージーランド走ってきました

DAY 6「コインランドリーがめんどくさい」

2/26  DAY 6  from Matata to Opotiki

 昨日の星空観察は空が若干曇っていたせいで、満点の星空を拝むことはできなかった。オリオン座はきっちり見えたが…というかオリオン座以外の星座をあまりよく知らない。もう少し南半球の星座を勉強しておくべきだったかもしれない。その後もテントに入ったものの、寝つきが悪く、やっと眠って起きると朝の6時半だった。いつもより30分遅いが、出発を遅くしないとまた店が閉まっていたりするからちょうどよい。のんびり支度をして出発。やはり、今日も風景は変わらない。ただ、真直ぐな道(時々曲がる)と牧場があるだけである。牧場の牛のふんのにおいも最初は抵抗があったが次第に慣れてきた。

 20kmも走ると比較的大きな町Whakatane(ファカタネ)が見えてきた。そろそろガスボンベ(20)が切れそうだし、Wi-Fiにもつなぎたい。郊外のショッピングモールでガスボンベを探す。最初によくわからないキャンドゥみたいな店の若い女の子に聞いてみたがどうやら見当違いだったらしく、うちにはないといわれる。ついでに、この近くに売ってそうな店があるか聞いてみるがないと思うといわれる。一応ほかの店を見てみるが、なぜか無駄に何軒もアパレルが並んでいて、やはり望み薄かとあきらめて引き返そうとしたその時、ほかの店より一回り間口の狭いスポーツショップを発見。これはしたり、と入ってレジのおっさんにガスボンベはあるかと聞いてみると真直ぐいって突き当りの右側にあるという。ミッションクリアである。

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桃。果物は積極的に摂り、ビタミン不足を補う

 Town Centreに入るとすぐにKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)、McDonald’s(マクドナルド)、Burger Kingがあり、どれに入ろうかさんざん迷った挙句、一度はいったことのあるBurger Kingに入る。Wi-Fiに接続して、残りの距離やその他もろもろを確認。交通情報を探っているとChristchurchに続く道のどこかが、山火事の影響で通行止めになっているらしい。そこにたどり着くにはまだ20日ほどあるが、少し不安である。6ドルのStunner Meal(スタンナーミール)を食べながら大画面のテレビでやっているマオリの伝統の踊りの大会(?)みたいなやつを見ていると、隣のおばちゃんが、これはHastings(ヘイスティングス)でやっている部族対抗の大会なんだよ、と教えてくれ、後は、私の母は留学で日本に行っていたことがあってねえ、なんかほら、マオリ語と日本語って似てるでしょう?とかいろいろ話をされたのだが、なんせなまりがきつく、話の80%くらいは僕の脳内を時速50kmで通過していった。

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Burger Kingの大画面テレビ

 1時間半ほどでBurger Kingを出て、今日の目的地Opotiki(オポティキ)に向かうはずだったのだが、Burger Kingの2軒隣にコインランドリーを発見。しかし、中に入るも使い方がわからず、途方に暮れていると、偶然洗い終わった洗濯物を取りに来たおっさんに出くわしたので使い方を聞いてみると、近くのビデオショップでToken(コイン)をもらわなくてはならないらしい。そんなめんどくさいシステムかよと内心突っ込みつつビデオショップに向かいコインをもらう。(後から気づいたが洗剤も買わないといけなかった) そして、帰って来るとなんとそのおっさんは僕の荷物がとられるといけないからとずっと待っていてくれたのだ。めっちゃありがとうである。しかし、硬貨がそのまま使えないのは不便であるなあと思っていると、後から来たおばちゃんにやはり使い方を聞かれたのでここだけの特別方式なのかもしれない。洗濯を終え、コインランドリーの前で自然乾燥をさせて再び出発。さらに20kmほどこいでOpotikiに着いた。町のはずれの川辺に腰を据える。川で泳いだ後、飯を食って寝た。

   走行距離: 72km 計: 413km

 

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ゲットしたコイン

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Kiwiに注意

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干潮の干潟。マングローブが遠近感覚を狂わせているようで面白い

脚注

#NZでは家畜を牧草地間で移動させる際に道路を用いるため、道路上にはふんがあることが常である。これらは悪臭を放つのはもちろん、雨の日にはふんが溶けだして水と混ざり、これを車がはね散らすため悲惨なことになる。

 

(20)ガスボンベは和製英語:ガスボンベは英語でGas cylinderという。日本語英語は海外滞在時、特に初期の方において非常に憤りを覚える要素の一つになる。

 

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